ホトトギスの花の命は短く1日(チャボホトトギス)から4日ほどです。
集中した紹介になってしまいます。

コハクジョウロウホトトギス
あるいは単にコハクホトトギス



これはわざと作り出した園芸種でなく、ホトトギス愛好家の家で偶然交配されて出来たホトトギスと言われています。
親はヤマホトトギスとジョウロウホトトギス。
ジョウロウホトトギスと言えば普通は土佐ジョウロウを指します。
他にキイ(紀伊)、スルガ(駿河)、サガミ(相模)と地名が付いたジョウロウホトトギスがあり、このコハクの親をキイジョウロウとしている文章も多くあります。

     
(ペンタックスK20D+smcPENTAX DA 35mm F2.8 Macro Limited)
ジョウロウホトトギスは枝が下に垂れ下がって花が咲きます。
そのジョウロウホトトギスの特徴がよく出ているのですが、ヤマホトトギスの面影は全くありません。



さて問題はタチセイコハクジョウロウというホトトギスがあるのです。
去年までは咲いていたのですが、今年は姿を見なくなりました。



コハクの様に枝が下に垂れ下がらないのでタチセイ(立性)と呼ばれています。
やはりヤマホトトギスとジョウロウホトトギスの交配種です。
こちらは黄色がかっていて、よりジョウロウホトトギスに近いですね。
親のジョウロウホトトギスは土佐なんでしょうか紀伊なんでしょうか?

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